10月6日、木曜定例会が行われました。参加者は6名。
はじめに、事務連絡があり、来年の予定や来週末行われる総会でのシンポジウムの発表について意見を出し合いました。尾関さんからは地方会について連絡がありました。
その後、陰性感情が動いた事例を出していただきました。
今回はそのエピソードを詳しく紹介させていただきます。
(兄・小1、弟・年少) 寝る前に、お母さんが呼びかけて、兄と弟がおもちゃを片付ける場面。
母「もう寝る時間だからおもちゃを片付けよう」
兄「○○、やるよ」
弟「眠い~」ごろごろ
兄「いつも都合が悪くなると眠いふりをして。本当は眠くないくせに」
弟「眠たいの」
兄「片づけないなら、捨てるよ。捨てていいのね」
弟「ダメー!」
兄「おもちゃを目に入れるぞ!」
母「○○ちゃん、そんな怖いこと言わないの!自分ができることをやればいいの」
兄 怒った顔で、ふてくされた様子でしゅんとなって、片づけていた。
エピソードを聞き取ったあと、ブレイクスルークエスションを行いました。
① 良いところを探す。
兄
・片づけを率先してやろうとしている。
・弟と協力して片づけたいと思っている。
・思っていることを言葉にして伝える力がある。
・弟のことを観察理解している。
・お母さんの指示に従っている。
弟
・自分のペースを大切にしている。
・周りの状況を理解している。
・お兄ちゃんを頼りにしている。
母
・2人に仲良く片づけをしてほしいと思っている。
・お兄ちゃんに期待している。頼りにして信頼している。
② どんなことを学んでほしかったか?
怒らなくても「いっしょに片づけよ」と穏やかな気持ちで弟に伝えてほしい。 (二人で仲良くおもちゃを片付ける。)
③ パセージを開いて、解決策のヒントになる箇所を探す。
2-R 行動の目的を考えよう
5-L 適切な側面を探そう
他に、11-L、25-L、30-Lを開きました。
☆代替案 今後このような場面に出会ったら…まずは、自分がクールダウンして、2人の様子を見守りたい。2人の良い側面を探してそれを伝えていきたいと思います。
おもちゃの片付けについて相談するときは、まず子どもの話を聴いてから、話し合う。
学んだことを紹介します。
・相手への勇気づけについてパセージからたくさんの代替案を探す中、やはり5L―1に注目することが大切だと学びました。感情の目的を考えてみることも日々の生活の中で意識してみようと思いました。
・エピソードを客観的に見ると、ひとりひとりの良いところが見つかりました。日々忙しいけれど、どんな事例もさらっと流さず、立ち止まって考えること。正の注目をすることの大切さを感じました。
・相手が言っていることは私が好きではない言い方かもしれないけれど、本当は何を私に伝えたかったのかを考えると、適切な側面が見えてくると思います。家族の適切な行動や適切な側面を探してみたいと思います。
次回の木曜定例会は、11月10日です。
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